2010-09-23

ルドルフ・シュタイナー


ルドルフ・シュタイナーの「社会三層論」がおもしろい。

『社会』を精神生活(文化)、法生活(政治)、経済生活の三つの機能に分け、
「文化では自由」、「法では平等」、「経済では友愛」が基本原理であるべきだと考えた。
この三つの領域が基本原理に基づいて機能し、相互にバランスをとりながら関連づけられていく社会が健全だと考えたのである。
社会が抱える大きな問題は、本来、異なる次元にあるこの三つが一緒にされ、別のレベルの理想が混乱して語られることが原因だという。

すばらしいのは経済活動を競争ではなく友愛という原理を根本にすべきというという点。

つまり、自分の為だけでなく他人の為に仕事をした方が社会全体の益になるという考えである。
しかし、現在の経済学では自由な市場での競争こそが経済の大前提だとされ、そこでもたらされたものは、
未来の世界に分配されるべき資源を使い、環境を悪化させ、国債という形で子孫への借金を作ってしまったのが現実である。

では人間の本能である競争原理とはどう付き合うのか?

僕の考えでは、今こそ「文化」を強化すべきだと思います。
「政治」・「経済」・「文化」 それぞれにおいてどうしても競争原理は働いてしまう。
そして「政治」での競争原理から『戦争』が生み出されてきた。
またそれを無くすために、先人たちは競争の場を「経済」に移し『資本主義』が生まれた。
そしてまたそのせいで貧富の格差、資源の枯渇などの現在問題が出てきてしまった。

現代は「政治」・「経済」に比べて「文化」が弱いのではないのかと思う。
そして今の「文化」は「経済」に飲み込まれている。

「文化」が発展するときは平和なときであるし、今こそ強化すべきときである。

特にスポーツは、古代に戦争をなくすために生まれたと聞いたことがある。
真偽はわからないが、競争原理から生まれたのは間違いない。

「文化」を「政治」・「経済」と同じように機能させることが、今の僕の使命だと思っている。


ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner 1861年2月27日 - 1925年3月30日(満64歳没))は、 オーストリア帝国(1867年にはオーストリア・ハンガリー帝国に、現在のクロアチア)出身の神秘思想家 。アントロポゾフィー(人智学)の創始者。哲学博士。

1900年から、目に見える物質世界の背後に、同様な客観性をもった精神世界があるという、全ての人種、民族、宗教、国籍、性別、階級、信念などから独立しているアントロポゾフィー(人智学)について語るようになった。
人類史上初めての世界的戦争である第一次世界大戦後の最中にあって戦争を初めとした社会問題の解決策として、「社会有機体三層化運動」を提唱した。

シュタイナーはまた農業でも有機農業のような地球次元だけでなく、天体の動きなど宇宙との関係に基づいた「農業暦」にしたがって、種まきや収穫などを行うという自然と調和した農業、「バイオダイナミック農法」(ビオダイナミック、ビオディナミとも、BIO-DYNAMIC)を提唱した。
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