2016-10-13

【新人類「恩人」】
人間の人と人との「間」を繋ぐ主役が
「お金」ではなく「恩」になる時代が
見えてきた!!!


以下キングコング西野くんのFB投稿

爺ちゃん婆ちゃんが口にする
「目の前に困っている人がいたら助けてあげなさい」
だとか、
「人に良いことをしなさい」
といったような教えは『道徳』の話だと思っていたけれど、オンラインサロンやクラウドファンディングなど、信用をお金化する仕組みが整った今の時代は特に、『科学』の話だということが分かった。
困っている人を助けたり、
目の前にいる人を喜ばせたりすると、
最終的に自分に返ってくることが理屈で説明できるから。
 
僕は、お金の通帳を作って支出を考えるのと同じように、『信用の通帳』を作った方がいいと思っていて、今、自分がどれぐらいの信用を持っているのかを把握しておいた方がいいと思っている。
ホームレス小谷は日給50円なので、《お金持ち》じゃないんだけれど、日本トップクラスの《信用持ち》で、信用の面積がバカみたいに大きいから、食べることに困らないし、お金に困ることもない。
彼はクラウドファンディング負け無しで、クラウドファンディングの支援額を年収とするならば、その年収はなかなかなもんだ。
3年前。
小谷をホームレスにした時に、テレビ・雑誌などで、「西野さんが思う、『今、一番面白い芸人』は誰ですか?」と訊かれた時に、「ホームレス小谷」と答えたら、
「奇をてらってるんですか?」とか、
「変わったことを言って目立とうとしてるんですか?」とか散々言われたけれど、フラットに見て、一番面白い『芸人』は小谷だと思った。
それは今のところ変わらないかな。
長年、僕らの動きを支配・管理してきたのは『お金』と『電線』で、この外に飛び出すことは、なかなか難しかった。
小谷は『お金』の外に飛び出した第一号で、その姿勢は紛れもなく『芸人』のそれであり、あとは背中にソーラー電池さえ搭載すれば無敵だと思う。
「わて、お金も電気も要りませんねん」だ。
太陽が隠れがちな梅雨の時期に、小谷が若干弱っていたら死ぬほど笑える。
悪フザケで、小谷の背中のソーラー電池にマヨネーズをブッかけて、発電量を落としてみたい。
 
「恩で人生をまわせよ」とは言ったけれど、実際に恩で人生をまわすようになった彼を見て、一番勉強になったのは僕だ。
『信用』というものが今の時代、いかに価値を持っているのかを教えてもらった。
日々、勉強だ。
11月の個展『えんとつ町のプペル展』の準備をする中でも、また学ばせてもらった。
クラウドファンディングの売り上げはもちろんのこと、「絵がどれだけ売れようと、僕は1円も要らない」とスタッフに言って、売り上げは全額、スタッフにまわすようにした。
そして、「クラウドファンディングの売り上げと、制作費の内訳は1円単位で、お客さんに開示しよう」と。
『信用』が欲しかったから。
でも、これはこれで良くないこともあった。
クラウドファンディングのリターンには『イベント』もあって、そのイベントもノーギャラでいいと思ったんだけれど、僕がノーギャラにしちゃうと、共演者やスタッフに対してギャラを受け取りにくい雰囲気を作っちゃうな、と。
「西野さんがノーギャラでやってるのに、さすがに自分が貰うわけには…」といった感じで。
共演者さんには生活があるし、スタッフには御家族がいる。
だから僕は出演費(1万円)を頂くことにして、
「俺もキチンとギャラを貰ってるから、あんたも貰ってくれ」と言うようにした。
クラウドファンディングで今、3000万円近く集まっているけれど、うち10万円(イベント10回分)
は僕の出演費とさせていただきます。
この10万円すべてを使って僕は絵本を買って、その辺の子供らにプレゼントするけれど、使い道は僕の自由で、一旦僕がキチンとギャラを貰ってしまえば、共演者さんやスタッフさんに気を使わせることもない。
そんでもって、制作費の内訳の開示の件。
先日、一つ前のクラウドファンディングで集まったお金の使い道の内訳を発表して、その時に初めて「すべてを1円単位で開示することは難しい」と知った。
カメラマンさんにせよ、デザイナーさんにせよ、イラストレーターさんにせよ、役者さんにせよ…考えてみりゃ、これまで積み上げてきた関係の中で、ほとんど『友達価格』で対応してもらってるんだよね。
その『友達価格』を表に出しちゃうと、その人が外の人に対して提示している金額とズレが生じるから、最終的に、その人に迷惑がかかる。
こいつはまいったな。
クラウドファンディングのお金の使い道は1円単位で発表したいけれど、それで『信用』が集まるのは僕だけで、その裏で『信用』を失う人が出てきてしまう。
コイツの解決策は、まだ思いついてません。
いい方法があれば教えてください。
 
あと、絵の売り上げに関して。
個展の場合は、絵が売れると、その売り上げの◯◯%がギャラリーに入って、◯◯%がアーティストに入る。
僕の目的は『えんとつ町のプペル』を一人でも多くの人に知ってもらうことで、それで個展をしているので、アーティストに入る絵の売り上げのパーセンテージを全てスタッフに譲渡することに決めた。
だけど、これも良くなかった。
パーセンテージをスタッフに渡してしまうと、スタッフが交渉を頑張れば頑張るほどスタッフの収入になってしまうので、「自分の収入を上げるために交渉している」という理由を生んでしまうのだと気がついた。
そこから「ごめん!やっぱり変更しよう!」と軌道修正。
スタッフには(絵の売り上げから)決まったお給料をお支払いして、残りは全額、次回作の制作費に回すことにした。
『信用第一』で進んできたけれど、自分が信用を得る為に決めた事柄が、場合によっては、巡り巡って誰かの首を絞めることになる。
本当はそこまで見越して行動しろよ!って話なんだけれど、とにかく頭が悪いもんで、やってみなくちゃ分からないことが山ほどある。
ただ、やってみて確かに感じるのは、今の時代は『信用』が強い力を持っているということ。
昨夜、遊び半分で『おとぎ町』のファンクラブを作ったんだけれど、基本的にはファンクラブ特典など存在せず、特典は自分達で考え、「与え合う」ことにした。
「アイツ、超、特典作ってくれんじゃん。今度、何かお礼をしなきゃな」
そんな感じで回るといいな。
 
日々、勉強です。
もっと面白くなります。
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